Cisco IMCの脆弱性により認証なしで管理者アクセスが可能に

Cisco IMCの脆弱性により、認証されていない攻撃者が影響を受けるサーバーへの完全な管理者アクセスを取得できる。

Written By
Ken Underhill
Ken Underhill
Apr 2, 2026
1 minute read
eSecurity Planet content and product recommendations are editorially independent. We may make money when you click on links to our partners. Learn More

CiscoのIntegrated Management Controller(IMC)に存在する脆弱性により、認証されていない攻撃者が影響を受けるUCSサーバーへの管理者アクセスを取得でき、システム全体の侵害につながる可能性がある。

Ciscoは勧告で、この脆弱性により「認証されていないリモートの攻撃者が認証を回避し、Adminとしてシステムにアクセスできる可能性がある」と述べた

Cisco IMCの脆弱性を解説

この脆弱性(CVE-2026-20093)は、UCS CシリーズおよびEシリーズのサーバーに組み込まれたハードウェアベースの管理インターフェース、CiscoのIntegrated Management Controller(IMC)に影響する。

帯域外管理向けに設計されたIMCにより、管理者はホストOSとは独立してシステムをリモートから監視・制御できる。サーバーが応答しない場合や障害が発生している場合でも利用可能だ。

この機能は運用のレジリエンスに不可欠である一方、侵害されるとシステムレベルの深い制御権を得られるため、IMCは攻撃者にとって価値の高い標的でもある。

問題の核心は、IMCのパスワード変更機能にある。受信リクエストの検証が適切でないため、攻撃者は認証を完全に回避できる。

脆弱なデバイスに細工したHTTPリクエストを送信することで、認証されていない攻撃者は、管理者ユーザーを含むシステム上の任意のアカウントのパスワードをリセットできる。

パスワードが変更されると、攻撃者は完全な権限でログインでき、影響を受けるサーバーを実質的に完全掌握できる。

この脆弱性により、事前に足掛かりを得ることなく即座に権限を昇格でき、CVSSスコアは9.8となっている。

Ciscoはこの脆弱性に対処するパッチをリリースしており、開示時点では、実際の攻撃で悪用された証拠はないと報告している。

IMC環境のリスクを低減する

IMCは強力な帯域外管理インターフェースとして動作するため、アクセスを保護し、アクティビティを監視することが不可欠だ。

  • パッチを適用しCisco IMCの最新バージョンに、脆弱なデバイスが残っていないことを確認するため、すべてのUCSシステムを棚卸しする。
  • IMCインターフェースへのアクセスを制限し、専用の管理ネットワーク上に分離するとともに、ファイアウォールルールを適用する。
  • 強化されたジャンプホストを経由した管理者アクセスを必須とし、監視、ログ記録、多要素認証を導入する。
  • 不要なIMCサービスやインターフェースを無効化または制限し、全体的な攻撃対象領域を縮小する。
  • ログを継続的に監視しネットワークトラフィック上の不審な活動を検出する。通常とは異なるパスワード変更や不正なアクセス試行なども対象となる。
  • 強固な認証情報管理のプラクティスを実践し、定期的なローテーションや、デバイスごとに固有の認証情報を使用する。
  • テストするインシデント対応計画と、攻撃シミュレーションツールを使用し、管理インターフェースの侵害を想定したシナリオを実施する。

これらの対策を組み合わせることで、組織は悪用の試みに対するレジリエンスを高めるとともに、侵害に成功した場合の被害の広がりを抑えられる。

管理インターフェースは格好の標的

この脆弱性は、帯域外管理システムに伴うリスクを浮き彫りにしている。

組織が業務効率と稼働時間を確保するためにリモート管理インターフェースへの依存を強める中、こうしたコンポーネントは攻撃者にとってますます魅力的な標的になっている。

管理プレーンのセキュリティ上の弱点は、基盤となるインフラへの深いアクセスを可能にするため、特に大きな影響を及ぼす。

こうしたリスクは、ゼロトラストアプローチを採用する重要性を示している。このアプローチでは、重要な管理システムへのアクセスを継続的に検証し、厳格に制御する。

Ken Underhill

Ken Underhill is an award-winning cybersecurity professional, bestselling author, and seasoned IT professional. He holds a graduate degree in cybersecurity and information assurance from Western Governors University and brings years of hands-on experience to the field.

eSecurity Planet Logo

eSecurity Planet is a leading resource for IT professionals at large enterprises who are actively researching cybersecurity vendors and latest trends. eSecurity Planet focuses on providing instruction for how to approach common security challenges, as well as informational deep-dives about advanced cybersecurity topics.

Property of TechnologyAdvice. © 2026 TechnologyAdvice. All Rights Reserved

Advertiser Disclosure: Some of the products that appear on this site are from companies from which TechnologyAdvice receives compensation. This compensation may impact how and where products appear on this site including, for example, the order in which they appear. TechnologyAdvice does not include all companies or all types of products available in the marketplace.