たった1つの脆弱なパスワード。それだけで、ビジネス全体が危険にさらされます。
サイバー犯罪者が中小企業を狙うのは、セキュリティ対策を簡単に済ませているだろうと考えているからです……そして、たいていその予想は当たります。チーム内で今もメールでパスワードを共有したり、スプレッドシートに保存したりしているなら、正面玄関を大きく開け放しているようなものです。
優れたパスワードマネージャーがあれば、状況は変わります。ログイン情報を保護し、共有を簡単にし、誰が何にアクセスできるかを管理できます。しかも、チームの作業を遅らせることはありません。
ここでは、6つのパスワードマネージャーをご紹介します(時間と予算をかける価値のある製品です)。
- 1Password。
- Norton Password Manager。
- Bitdefender Password Manager。
- Keeper Business。
- LastPass Business。
- Dashlane Business。
1Password
おすすめ:拡張性を備えた強力なセキュリティを求める小規模チーム。
1Passwordは、中小企業向けのパスワード管理におけるスタンダードです。直感的なインターフェース、共有保管庫、管理者向け制御機能を備え、成長の余地を必要とするセキュリティ意識の高いチームのために設計されています。デバイス間のシームレスな同期とゼロ知識暗号化により、リモートワークやハイブリッドワークのチームにも特に適しています。
メリット:
- すっきりしたインターフェースと簡単な導入
- きめ細かなアクセス制御と監査ログ
- 主要なデバイスとブラウザーすべてに対応
デメリット:
- 無料プランがない
- チームによっては必要以上に高機能
料金:10ユーザーで月額$19.95(Teams Starter Pack)
プロのヒント:ゲストアカウントを使えば、完全なアクセス権を与えずに、顧客や業務委託先とログイン情報を安全に共有できます。
最終評価:セキュリティ、使いやすさ、将来性を重視する中小企業にとって、1Passwordは総合的に最も優れたパスワードマネージャーです。
Norton Password Manager(Norton Small Business経由)
おすすめ:基本的なパスワード保護を標準で利用したいNortonユーザー。
Nortonのパスワードマネージャーは、同社の法人向けセキュリティバンドルに含まれています。すでにNortonのエコシステムを利用しているなら、実用的な選択肢です。高度な機能には乏しいものの、中小規模のチームが認証情報の管理を改善するための、信頼できる第一歩になります。
メリット:
- Norton 360にバンドルされている
- すっきりした直感的なインターフェース
- 十分な機能を備えたパスワード生成と自動入力
デメリット:
- チーム共有や管理者向けツールが限られている
- Norton製品でのみ利用可能
料金:Norton Small Businessに含まれる(年間$99.99から、従業員5人分)
プロのヒント:すでにNortonのウイルス対策ソフトを使っていますか?この機能をすでに利用できるかもしれません。今すぐ有効にして、認証情報の保護を始めましょう。
最終評価:すでにNortonを利用している中小企業にとって賢い選択肢です。特に、月額料金を追加せずに基本的なパスワードセキュリティを確保したい企業に適しています。
Bitdefender Password Manager
おすすめ:Bitdefender GravityZoneまたはTotal Securityを利用している中小企業。
Bitdefenderの単体パスワードマネージャーは軽量で安全性が高く、すでにBitdefenderのセキュリティスイートを利用している企業に最適です。別のベンダーや管理ダッシュボードを追加せずにパスワード保護を導入したい企業にとって、理想的な追加機能となります。
メリット:
- 使いやすいインターフェース
- デバイスとブラウザーをまたいで利用可能
- 優れた暗号化と保管庫の保護
デメリット:
- エンタープライズ向けツールと組み合わせない限り、チーム向け機能が限られる
- 単体製品というより追加機能として最適
料金:個人向けは月額$1.49。ビジネス機能はGravityZoneのプランで利用可能。
プロのヒント:Bitdefender GravityZoneと組み合わせれば、デバイス保護とパスワードセキュリティを1つのプランにまとめられます。
最終評価:最小限の設定で効率的なパスワード保護を実現したいBitdefenderユーザーにとって、シンプルで効果的な選択肢です。
Keeper Business
おすすめ:厳格なコンプライアンス要件がある規制業種の企業。
Keeperは、エンタープライズ級の暗号化、コンプライアンス対応、安全なメッセージングを中小規模のチーム向けにまとめて提供している点が際立っています。HIPAA、SOC 2などの標準規格に対応し、たった1度のセキュリティ上のミスも許されない企業のために設計されています。
メリット:
- 使いやすいUIと迅速な導入
- ダークウェブ監視と情報漏えいアラート
- 管理者に役立つレポート
デメリット:
- 小規模チーム向けとしては他社より高価
- オフラインアクセスが限られている
料金:Business Starterプランはユーザー1人あたり月額$10から(最低5ユーザー)。
プロのヒント:非公開にしておく必要がある社内メッセージにはKeeperChatを使いましょう。エンドツーエンドで暗号化されます。
最終評価:機密データや規制対象データを扱う企業にとって、第一級の選択肢です。金融、医療、法務の各チームから信頼されています。
LastPass Business
おすすめ:共有保管庫と一元的なアクセス制御を必要とする小規模チーム。
LastPassはこの分野で最も広く知られたサービスの1つであり、法人向け製品は共有保管庫、管理者向け制御機能、シームレスなユーザー管理など、必要な機能をすべて提供します。複数の部署やチームにわたって、シンプルで拡張性のあるアクセス権限ポリシーを導入したい企業に特に効果的です。
メリット:
- 安全なパスワード共有
- 管理者ダッシュボードとポリシー制御
- ハイブリッドチームやリモートチームに最適
デメリット
- 過去の情報漏えいが一部のユーザーに懸念を与える可能性がある
- ユーザー1人あたりの料金がやや高い
料金:ユーザー1人あたり月額$4から(最低5ユーザー)
プロのヒント:部署や役割ごとにセキュリティルールを自動割り当てするには、ポリシーテンプレートを使いましょう。
最終評価:柔軟な共有と一元管理を重視する場合に特に適した、成長中のチーム向けの総合的に優れたソリューションです。
Dashlane Business
おすすめ:強固なセキュリティと簡単な導入を求める、技術に詳しくないチーム
Dashlaneは、チーム全体が実際に使えるツールを備え、法人向けのパスワードセキュリティを簡単に導入できます。ダークウェブアラートやパスワード健全性スコアなどの機能も利用できます。使いやすい設計で、ITリソースが限られている中小企業や、デジタルリテラシーにばらつきがある企業に最適です。
メリット
- 使いやすいUIと迅速な導入
- ダークウェブ監視と情報漏えいアラート
- 管理者に役立つレポート
デメリット
- 小規模チーム向けとしては他社より高価
- オフラインアクセスが限られている
料金:開始価格はユーザー1人あたり月額$8から
プロのヒント:Smart Spacesを有効にすると、同じアカウント内で仕事用と個人用のパスワードを分けて管理できるようになります。
最終評価:強固なセキュリティと可視性を必要とする、技術に詳しくないチームを擁する中小企業に最適です。
これらのツールの選定方法
中小企業固有のニーズを満たすパスワードマネージャーを選定しました。各ツールは、次の基準に基づいて選ばれています。
- 強固なセキュリティ。暗号化された保管庫やゼロ知識アーキテクチャなど
- チームで使いやすい機能。共有保管庫や管理者レベルのアクセス制御など
- 使いやすさ。直感的な設定と最小限のIT要件
- 拡張性。プラットフォームを切り替えずに事業を成長させられること
- デバイスをまたいだ互換性。デスクトップ、モバイル、ブラウザーに対応していること
これらすべての条件を満たしたツールだけを最終候補に選びました。
あなたのビジネスに適したパスワードマネージャーは?
ビジネスを保護するためにエンタープライズ向けツールが必要なわけではありません。必要なのは、適切なツールです。
総合的に最適なソリューションを求めるなら、1Passwordを選びましょう。すでにNortonやBitdefenderを利用しているなら、パスワードマネージャーを有効にするのが次の賢い一手です。また、ビジネスで簡単な導入や規制対応を必要としているなら、DashlaneまたはKeeperが優れた選択肢です。
今日からパスワード、そしてビジネスの保護を始めましょう。





