Googleは本日、約54億ドルでMandiantを買収することで合意したと発表し、クラウドセキュリティを強化する。
Googleは、Google Cloudがすでに次のようなセキュリティサービスを多数提供していると説明した。これにはBeyondCorp Enterpriseによるゼロトラスト、VirusTotalによる悪質なコンテンツとソフトウェアの脆弱性、Chronicleのセキュリティ分析・自動化、そしてSecurity Command Centerのリスク管理プラットフォームに加え、同社のCybersecurity Action Teamが含まれる。
Mandiantの買収により、GoogleはXDRプラットフォーム、脅威インテリジェンス、インシデント対応、自動化、そしてマネージド型検知・対応(MDR)を加え、提供サービスを拡充する。
「世界中の組織が、前例のないサイバーセキュリティの課題に直面している。かつて主要な政府を標的としていた攻撃の巧妙さと深刻さが、今やあらゆる業界の企業を標的にするために使われているからだ」と、Google Cloud CEOのThomas Kurian氏は声明で述べた。「MandiantをGoogle Cloudに迎え、セキュリティ運用スイートとアドバイザリーサービスをさらに強化し、お客様が最も重要なセキュリティ課題に対処できるよう支援することを楽しみにしている」
「サイバーセキュリティにとって、これほど重要な時期はかつてなかった」と、Mandiant CEOのKevin Mandia氏は述べた。「2004年の創業以来、Mandiantの使命はサイバー攻撃に立ち向かい、お客様を最新の脅威から守ることだった。そのため、Google Cloudと力を合わせられることを大変うれしく思う。両社は力を合わせ、専門知識とインテリジェンスを大規模に提供し、セキュリティ業界を変えていく」
Googleは、オンプレミス環境、Google Cloud、その他のクラウドプロバイダーによるマルチクラウド環境を横断するインテリジェンス、分析、運用の中核拠点として、セキュリティ運用を提供する構想を描いている。
「Google Cloudは、エンドポイントエコシステムを含む両社のテクノロジーパートナーを支援することに深くコミットしている」と同社は述べた。「今回の買収により、システムインテグレーター、リセラー、マネージドセキュリティサービスプロバイダーは、より幅広いソリューションを顧客に提供できるようになる」
合併は今年後半に完了する見込みだ。
Microsoftへの追い上げ
MicrosoftもMandiantの買収に関心を示していたものの、Googleに競り負けたとの報道があった。
Forresterのバイスプレジデント兼主席アナリスト、Jeff Pollard氏は、これはGoogleにとって良いことだと指摘する。
Pollard氏によると、Google Cloudは「サイバーセキュリティでMicrosoftに追いつこうとしているが、エンタープライズ市場における競合他社の生来の優位性、すなわちエンドポイントとActive Directoryを欠いている。そのため、割高な買収価格を支払い、より積極的にならざるを得ないが、Googleはその意欲を示していた」という。
同氏はさらに、「統合後の企業には依然として大きな隔たりがある。おそらく最も重要なのは、エンタープライズ向けエンドポイントだ。GCPはXDRの提供を完成させるためにEDRを必要としているため、次に買収候補リストへ加わるのはEDRツールだと予想している」と述べた。
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Mandiantにとってもう一つの大きな変化
昨年、FireEyeと分離したMandiantにとって、激動の1年となった。Pollard氏の言葉を借りれば、「FireEyeとの離婚後、Mandiantは求婚者が列をなしたため、独身でいた期間はごくわずかだった」。
その後FireEyeはMcAfeeのエンタープライズ事業と合併し、1月には合併後の企業がTrellixに改称された。この名称は以前、Mandiantと関連していたものだ。
しかし、McAfeeのエンタープライズ向けクラウド事業が、いまだ名称の決まっていない別会社として分離されるため、FireEyeとMcAfeeの合併もまだ完全には完了していない。
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