米国郵便公社(USPS)は、全国で勢いを増している郵便関連詐欺の波、特に昨年のホリデーシーズン中に急増した詐欺について、米国民に厳重な警戒を呼びかけている。
フィッシングメールや詐欺テキストメッセージから、自宅の玄関先に突然届く荷物まで、当局によると詐欺師はますます大胆かつ巧妙になっている。被害者が増える中、USPSは対策を強化している。
USPSの戦略広報スペシャリスト、Sherry Patterson氏は、「郵便物や荷物の配達をより安全で信頼できるものにするため、積極的な対策に乗り出している」と述べた(KSL.comによると)。
注意すべきこと
郵便監察官によると、詐欺は主に3つのタイプに分類される。フィッシング、スミッシング、ブラッシングだ。
- フィッシング:USPSを装い、個人情報を尋ねる偽のメール。
- スミッシング:偽の追跡リンクや荷物通知を含む、詐欺的なテキストメッセージ。
- ブラッシング:自宅に見覚えのない荷物が届く手口。注文していない安価な商品であることが多い。この手口は、本人名義の偽のオンラインレビューを作成するために使われており、個人情報がすでに流出している可能性もある。
米国の郵便監察官であるBrook Robinson氏は、ブラッシングで届く荷物には、スキャンするとデータを盗むよう仕組まれたQRコードなど、隠された罠が仕掛けられている場合があると説明している。このような謎の荷物が届いた場合は、「そのまま保管しても、捨てても、差出人に返送してもよい」が、何よりも重要なのは、報告し郵便監察局に伝えることだ。
Robinson氏は、信頼できないと思われるQRコードをスキャンしたり、知らない人や信頼できない相手から送られたリンクをクリックしたりしないよう、一般の人々に呼びかけている。
一般市民と郵便局員を守る
脅威の増大を受け、USPSはDelivering for America計画を通じて数十億ドルを投じ、郵便配達をより安全で信頼できるものにしようとしている。その一環として、Project Safe Deliveryにも取り組んでいる。これは、郵便システムを狙った犯罪を取り締まるための、郵便公社と郵便監察局による共同の取り組みだ。
Patterson氏は、「10年間のDelivering for America計画は、郵便サービスを近代化・再生し、今後何世代にもわたって米国に貢献できる、高性能で財務的に安定した組織をつくることを目的とした400億ドルの投資だ」と述べた。
2023年の開始以来、このプロジェクトによって2,400人を超える逮捕者が出ており、郵便配達員を狙った強盗は27%減少した。2024年だけでも、郵便物の窃盗に関連して1,200人を超える逮捕者が出ている。
安全性をさらに高めるため、USPSは全国に49,000個を超える高セキュリティ郵便ポストを設置し、強盗の標的になりやすい配達員の鍵を守るため、電子錠への切り替えも進めている。
報奨金も増額された。郵便配達員を狙った強盗の逮捕につながる情報には最大15万ドル、郵便物の窃盗に関する情報には最大10万ドルが支払われる可能性がある。
安全を守る方法
USPSと郵便監察局は、警戒を怠らず、身を守るための簡単な対策を取るよう一般の人々に呼びかけている。
- USPSからのものだと称するテキストメッセージやメールのリンクをクリックしない。
- 実際に会ったことのない相手には決して送金しない。ロマンス詐欺はいまだに多発している。
- 特に小切手や重要書類が届く予定の場合は、郵便物をすぐに回収する。
- 町を離れる場合は、最寄りの郵便局に郵便物の保管を依頼する。
- 不審なメッセージや荷物はspam@uspis.govに報告するか、7726(SPAM)宛てにテキストメッセージで送ること。また、1-877-876-2455に電話すれば、郵便監察官に直接相談できる。
Robinson氏は、「個人情報は現金と同じように扱ってほしい。送信する前によく考えることだ」と助言している。





