Appleデバイス向けの管理ソリューションを提供するAddigyは本日、管理環境にあるmacOSデバイスの最大25%にAppleの新しいRapid Security Response(RSR)アップデートが配信されておらず、その影響で該当デバイスのモバイルデバイス管理(MDM)スタックにも問題が生じていると警告した。
RSRアップデートは新しいもので、最初の一群は今月初めに配信された。Appleが最近公開したサポート文書には、次のようにアップデートの説明がある。「ソフトウェアアップデートの間に重要なセキュリティ改善を提供します。例えば、Safariウェブブラウザー、WebKitフレームワークスタック、その他の重要なシステムライブラリの改善などです。また、悪用された、あるいは『実際の環境で』存在すると報告された可能性のある問題など、一部のセキュリティ問題をより迅速に軽減するためにも利用できます」
RSRアップデートは緊急のセキュリティパッチだけに重点を置いているため、できるだけ早くインストールするのが理にかなっている。無効にすることもできるが、デフォルトでは自動的に配信・適用される。
今月初め、最初のRSRアップデートがリリースされた際にRedditで議論されたインストール上の問題があったものの、Addigyが説明する問題は、より長期化しているだけでなく、複雑さも増しているようだ。
アップデートの停滞と応答しないMDM
顧客の環境を調査し、macOSおよびiOSデバイスを管理下に置いている顧客を確認したところ、Addigyは一部のmacOSデバイスが「停滞」状態になり、RSRアップデートは配信されるものの、決してインストールされないことを突き止めた。
「さらに懸念されるのは、各マシンを手作業で検査してアップデートを有効にしない限り、どのマシンがRSRアップデートを適用していないのかをIT部門が知る方法がないことです」とAddigyは警告した本日。
重大なのは、この停滞状態が影響を受けたデバイスのMDMスタックにも影響を及ぼす点だ。同社は次のように説明している。「Addigyは、OSUpdateScanコマンドの実行後にMDMクライアントのバイナリーが停止し、Addigyが追跡しているApple MDM Frameworkとの通信を停止していることを確認したことで、RSRが適用されていないことを発見しました」
「デバイス上のMDMクライアントが応答しない場合、必要なMDMアクションが遅延し、この重大なRSRのケースでは潜在的なセキュリティ脆弱性につながります」と同社は付け加えた。
macOSデバイスの4台に1台
Addigyによると、この問題の影響を受けるのはmacOSデバイスだけで、iPhoneやiPadには影響せず、MDMで管理されているmacOS環境の4分の1に及ぶという。同社は、「そのため、すべてのMDMベンダーと顧客は環境を監査し、管理下にある対象マシンすべてに重要なRSRアップデートが確実に適用されていることを確認するよう推奨されます」と述べた。
これを受け、Addigyは新しいMDM Watchdogユーティリティをリリースした。このユーティリティは、デバイス上のMDMフレームワークを監視し、上述の停滞状態を検出すると自動的に修正する。
AddigyのCEOであるJason Dettbarn氏は声明で、「顧客環境内で発見した停滞状態は4台に1台の割合で発生しているため、企業のmacOS環境に対する影響もおそらく同じになるでしょう」と述べた。
詳しくはエンタープライズモビリティ管理(EMM)と統合エンドポイント管理(UEM)のソリューションをご覧ください。





